敏感肌の人たちから人気の、ミノン アミノモイストシリーズ。
そのシリーズにある、エイジングケアラインの美容液オイルは、石原さとみさんが雑誌のインタビューでお気に入りのコスメと紹介したことで注目を集めました。
ミノンのオイルは、直接肌につけるのはもちろん、乳液やクリームに混ぜて使えます。
(ただし混ぜるのは、エイジングケアラインの乳液とクリームに限る)
自分の肌の調子に合わせてアレンジできるのもうれしいですね。

ブースターオイルとしても使えるのかな?
このミノンのオイルは、肌の乾燥やハリ不足が気になる人向けのものです。
ブースターオイルとして使えるかというと・・・

このミノンのオイルはブースターオイルとしての使用は、あまりお勧めできません。
残念ながら、ミノンのオイルはブースター化粧品として使うには不向きです。
その理由を紹介します。
ミノンのオイルはブースターオイルには向かない理由
ブースター化粧品の形状は、化粧水やオイルが一般的です。
そして目的は、その後に使う化粧品の浸透を良くするためのものです。
その多くはエタノールなど、敏感肌の人が嫌厭しがちな成分が入っています。

敏感肌でも使える、アミノモイストシリーズなら安心だと思ったんだけど・・・。
ブースターオイルとしては不向きなのは残念ね。

ミノンのオイルがブースター化粧品に向かない理由は3つあります。
オイルを先に塗ってしまうと、化粧水の浸透の妨げになる
そもそも肌は、化粧水などの「水」との相性あまり良くありません。
肌は「油」との方が相性が良く、なじみやすいのです。
ですから、
- すでに水と油を乳化させたもの
- 界面活性剤(浸透を高める作用)
- エタノールやメントール(浸透を高める作用)
- グリコール酸などのピーリング作用がある成分(不要な角質を除去し、浸透しやすくする)
を配合したブースター化粧品を先に肌になじませることで、肌を水とも相性が良い状態にするのです。

水だけだと相性が悪くても、水と油を乳化したものは、肌へのなじみも良いのです。
また、すでに肌に水がなじんだ状態になるので、後から使う化粧水の浸透も助けてくれます。
けれど、ミノンのオイルにはエタノールやメントール、ピーリング作用のあるものは入っていません。
水や界面活性剤の配合はありますが、あくまでベースとなっているのはオイルです。
先に肌を相性の良いオイルで満たしてしまうと、水や水溶性分の浸透は悪くなってしまうのです。

先にオイルをなじませると、肌は柔らかくなります。
けれど、肌が柔らかくなることと、成分が浸透することは別のことなんですよ。

確かに革製品にオイルを塗ると柔らかくなるけど、雨とかの水ははじくよね。

ブースター化粧品はローションか美容液タイプがおすすめです。
しかも、このラメラエッセンスには、高い保湿力と浸透力を持つピュアセリシンを配合。
速やかに角層全体に浸透し、うるおいの通り道を作ってくれるのです。
ミノンのオイルはバリア機能をサポートするから
オイル美容というと、オリーブオイルやスクワラン、アルガンオイルなど、天然由来の成分がメインでした。
ところが、ミノンのオイルは合成のオイルです。

えっ?合成とかって肌に良くなさそうだけど、大丈夫?

合成だから悪いと言うことはありませんよ。
不純物もなく、酸化しにくいのもメリットです。
そして、ミノンのオイルは、すごいオイルがベースとなっているんですよ。
こちらはミノンのオイルの全成分です。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ハイブリッドヒマワリ油、イソステアリン酸、イソペンチルジオール、グリチルレチン酸ステアリル、ポリクオタニウム-61、トコフェロール、水、カプロイルプロリンNa、BG、アラニン、アルギニン、カルノシン、アセチルヘキサペプチド-38、グリシン、セリン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、プロリン、リシンHCl、ロイシン、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10
一番最初に表示している、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)は、セラミドと似た働きをする油性成分なんです。
セラミドはもともと肌の角層に存在する成分です。
「セラミド×水×セラミド水×セラミド×水」というように交互に並び、肌の内部に水分をつなぎとめています。
この構造をラメラ構造といいます。
また、このラメラ構造が、角質細胞の間を満たすことで、外からの刺激から肌を守るバリア機能の役割を果たしているのです。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)も、肌の上でラメラ構造を形成するのです。

じゃあ、ミノンのオイルは保湿効果は高いってことね。
保湿力を高め、バリア機能をサポートしてくれるのは、肌にとってはとても良いことです。
けれど、美容成分を肌に浸透させるためには、ちょっと邪魔だったりもします。

いくら肌に良い成分と言っても、肌にとっては異物です。
いかにこのバリア機能を突破して、美容成分を浸透させるのか、化粧品開発の方々が頭を悩ますところでもあるのです。
そんな肌のバリア機能をサポートする成分がメインの、ミノンのオイルを先に塗ってしまっては、どんなにいい美容成分も浸透しにくくなります。

セラミドを配合したクリームは、最後に使ったほうがいいって言うものね。
ミノンのオイルはテクスチャーが固めだから
ブースター化粧品は、洗顔後すぐに使うものです。
スキンケアもしていない肌に、硬めのテクスチャーのものは伸びが悪く、なじみにくいのです。

確かに、ファンデーションなんかも、スキンケアして下地で整えた肌ならスルっと伸びるけど、洗顔後にすぐは無理よね。
ミノンのオイルは、スクワランやホホバオイルのように、サラッとしたテクスチャーではないのです。

ミノンのオイルのベースとなっているラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)は、とても粘度が高いんです。
どのくらい高いかというと、指に一滴つけて逆さにしても、落ちるまでに10秒ほどかかります。

使用したのはトゥヴェールのディープトリートメントオイル(100%タイプ)です。
こちら、成分がほぼラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)のみです(99.99%)
ミノンのオイルは、他にも色んな成分が配合されてますから、これほど固くはありませんが、スルスル伸びるタイプではありません。
洗顔後すぐの肌に、顔全体になじませるには使いにくいので、ブースターオイルには向きません。
肌と相性の良い、バリア機能をサポートする固めのオイルがベースとなっているので、ミノンのオイルはブースター化粧品として使うのはおすすめできません。
ミノンのオイルのバリア機能サポート以外の効果は?
ミノンのオイルはブースターオイルには向きませんが、スキンケアの仕上げに使うには優秀なオイルです。

バリア機能をサポート以外の効果は無いのかな?

エイジングケアに役立つ成分も配合されていますよ。
嫌な肌の焦げ付きから肌を守るカルノシン
ミノンのオイルに配合されているカルノシン。
この成分には、抗糖化作用があると言われています。

肌のタンパク質と糖が結び付くことを糖化と言います。
肌の焦げつきとも呼ばれたりしますね。
肌が糖化するのは良いことではありません。
肌のハリのもと、コラーゲンもタンパク質ですが、糖化すると弾力を失ってしまうのです。
けれど、カルノシンはタンパク質の代わりに糖と結合してくれるので、コラーゲンの糖化を抑えることができます。

コラーゲンの糖化を阻止できれば、肌のハリも保てるね。
ふっくらハリのある肌の為のアセチルヘキサペプチド-38
アセチルヘキサペプチド-38という成分は、保湿作用もありますが、それだけではありません。
肌の脂肪細胞を、ふっくらとした印象に整える働きがあります。

オイルでエイジングケア成分が入ってるって珍しいね。

あとは、アミノ酸やリピジュア(ポリオクタニウム61)などの保湿成分も入っています。
配合成分はシンプルではありますが、バリア機能をサポートしつつ、肌のハリのケアができるオイルです。
敏感肌でエイジングケアが難しかった人には、刺激も少ないのでおすすめのオイルです。
ミノンのオイルの口コミは?
敏感肌で目の周りの乾燥が気になってましたが、これを使うとピンッとします!
Amazonレビューより
このお値段でこの効果は素晴らしいと思います!
リピ決定です!
ミノンのシリーズは何度も使った事があるので信頼して購入しました
Amazonレビューより
とても 濃密な しっとり感と保湿にも優れてます 刺激もないとこも 良いです
直接つけるとすぐなくなってしまうし、あまり効果を感じないのですが、乳液にまぜて使うと伸びもよく、肌もふっくらした感じになります。
Amazonレビューより
顔の肌が少し乾燥してきたので購入致しましたが、思っていたよりテクスチャーが濃厚で、私には合わない様に感じました。
Amazonレビューより
今後は足の踵がガサつき始めたら使用してみようかなと思っています。
思っていたよりテクスチャーが濃厚だったと感じる方が多いようでした。
敏感肌でも、刺激なく使えると言ったレビューも多かったです。
ただ、濃厚なテクスチャーのオイルなので、ベタベタすると感じる人もいるようです。