レチノールはシワやシミ、たるみに毛穴など、様々な肌悩みに応える成分として人気です。
レチノールを配合した化粧品も多く販売されていて、楽天でのランキングにも様々なレチノール配合の化粧品がランクインしています。
その価格帯も様々ですが
「本当に効果のあるものをできるだけお手頃価格で見つけたい」
と言うのが私たちの気持ちですよね。
さらに
レチノールは肌への刺激があるって聞くから、なるべく肌に優しいものがいいんだけど。
そんな「お手頃価格」と「肌への優しさ」を兼ね備えたのが、イニスフリー レチノール シカ リペア セラムです。
イニスフリーは、韓国発祥の自然派コスメブランドです。
そして、このレチノール シカリペアセラムは、敏感肌でも使えるように低刺激処方です。
敏感肌にはレチノールは無理かなって思ってたからうれしい。
低刺激処方だけど、目の周りにも使えるのかな?
目の周りは、シワやたるみが気になりやすい場所ですよね。
けれど皮膚が薄く、肌トラブルになりやすい場所ですから、刺激が心配される化粧品は避けたいところです。
低刺激処方の、イニスフリー レチノール シカリペアセラムは、目の周りに使っても大丈夫か調べてみました。
また、低刺激ということは、レチノールがあまり入って無くて、効果が無いんじゃないかという疑問も解説しています。
イニスフリー レチノール シカリペアセラムは目の周りに使える?
イニスフリーの公式サイトを見てみると、レチノール シカリペアセラムを
「顔全体に優しくなじませます。」
と書いてあるので、目の周りにも使えます。
ただし、注意事項の欄には
目に入らないようにご注意ください。万一目に入った場合はすぐに水かぬるま湯で洗い流してください
との記載があります。
こういった注意書きは、レチノール配合の化粧品に限ったことではなく、多くの化粧品に見られますね。
そもそもビタミンAは、ヒトの体にもともと存在する成分です。
目の粘膜にわざわざ塗り込んだりしなければ、特に問題はありません。
ただし、当然レチノール以外の成分もあるので、もし目の周りに使ってしみたり、異常を感じた場合は使用を控えましょう。
イニスフリー レチノール シカリペアセラムを目の周りに使う時に注意すべきこと
目の周りにそっと優しくなじませるのは問題ありませんが、注意すべきことがあります。
それは、目の周りは頬よりも、皮むけなどのレチノイド反応が起こりやすいと言うことです。
目の周りは皮膚も薄く、外部からの影響を受けやすい場所です。
いくら イニスフリーのレチノール シカリペアセラムが低刺激と言っても、いきなり目の周りに塗り広げたりせず、頬から慣らしていった方が安心です。
また、肌のビタミンAが足りないと、レチノイド反応が出やすいとも言われているので、食事の内容にも気を付けましょう。
ビタミンAは過剰症の心配があります。
けれど、緑黄色野菜に含まれるβカロチンは、必要に応じて体内でビタミンAに変換されるので、過剰症の心配がほとんどありません。
緑黄色野菜は、他のビタミンや食物繊維も豊富ですからおすすめですよ。
事前に化粧水などでしっかり保湿しておくことも大切です。
美容成分でレチノールをコーティングして配合した化粧品もありますよ。
肌に塗ったあと、レチノールの周りのヒアルロン酸は、肌の酵素によって分解され、徐々にレチノールが角層になじんでいくので、刺激も軽減されます。
こちらも、顔全体に毎日使える低刺激処方です。
イニスフリー レチノール シカリペアセラムは低刺激な分、効果もあまり無い?
イニスフリー レチノールシカリペアセラムのレチノール濃度は何パーセント?
低刺激なのは嬉しいんだけど、効果はどうかな?
どれくらいレチノールが入っているのかな?
日本のイニスフリー公式サイトを見ても、レチノールの濃度はわかりませんでした。
ところが、韓国版のサイトには「500UI/g」との記載があるようです。
500UIって何???
IUというのは、脂溶性ビタミンやホルモン、酵素、薬物などの活性を示す単位のことです。
500IUを重量に換算すると、およそ150μg(マイクログラム)になります。
レチノール シカリペアセラム1gにつき、150μg配合されていると言うことです。
ちょっとピンとこないね・・・
150μgが何gかというと・・・
μg=1000/mg(ミリグラム)
mg=1000/g
⇒1μgは100万分の1g
えーと、150μgは0.00015gってことになるね。
レチノール シカリペアクリーム1gにつき、0.00015g配合
⇒レチノールの濃度は0.015%
どうでしょう、この数字少ないと感じますか?
レチノール濃度が低いと効果も少ない?
レチノールは、ターンオーバーを促し、肌のヒアルロン酸の生成を増加させる働きがあります。
そのことによって
- シワやたるみの改善
- コラーゲンの生産促進
- 角層の水分量アップ
- メラニンの排出
- 毛穴の黒ずみやつまりの改善
といった美容効果が期待できます。
公式サイトを見ても、「滑らかな肌に整える」って書いてあるだけで、シワとかたるみのケアができるとは書いてないわね。
やっぱり濃度が低いから、あまり効果ないのかな??
日本で医薬部外品としての承認を受けていないので、「シワやたるみを改善」と書かれることはありません。
(そもそも日本の製品ではありませんからね。)
また、レチノールの濃度が高いほうが効果が大きいのも事実です。
では、レチノールの濃度が低いと意味が無いかというとそうではありません。
濃度が低いレチノールも、継続して使うことで蓄積され、表皮の角層のレチノールの濃度は上がるのです。
そして、肌にある酵素で分解され、レチナール→トレチノインと変化し作用していくのです。
レチノールは、必ずしも皮むけするほどの濃度が必要なわけではありません。
大切なのは続けられることです。
イニスフリー レチノールシカリペアセラムの口コミ
レチノールなのにピリピリせず、お肌の調子が良いです。他のエイジングケアのものも試してみたいです。
楽天みんなのレビューより
使い始めてから肌がふっくらしました。ヒリヒリ感はほとんどありません。かなり多めにつけると、敏感肌なので少しピリッとする程度です。
楽天みんなのレビューより
使い続けると、肌にハリが出てきた様な気がします。
楽天みんなのレビューより
また、ニキビもできにくくなったので
自分の肌にあってました。
使い始めはヒリヒリしたけど、何日か使い続けたら全く感じなくなった。夜使って、朝起きたらツルツルになっていて驚いた!毛穴がだんだんキレイになっているのがわかる。使い続けたい商品。
楽天みんなのレビューより
毛穴の開きが永遠の悩みで色々探していて、Twitterで使用した人が激推ししていたので試しに購入。
楽天みんなのレビューより
2ヶ月程使っていますが特に変化は感じられません。いいのかなぁ??悪い状況にはなっていないと思います。
最近近所の薬局どこでもCICA商品をみるようになったからいいのか?と思うけど自分はよくわかりませんがなくなるまで使い続けます。
低刺激とはいってもやはりレチノール、すこしピリピリと感じる人もいるようです。
そして、気になったのが容器の不具合です。
ポンプ式の容器ですが、押しても中身が出てこないと言う声がチラホラ。
レチノールはデリケートな成分で、他の容器に移し替えて使うことは避けたいですし、改善されるといいなと思いました。
イニスフリー レチノール シカリペアセラムのレチノールは純粋レチノールとは別物?
イニスフリー レチノール シカリペアセラムの全成分
水、グリセリン、BG、アジピン酸ジブチル、ナイアシンアミド、1,2-ヘキサンジオール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、アシアチコシド、マデカシン酸、アシアチン酸、レチノール、アデノシン、ニンジン根エキス、チャ実エキス、ダイズ油、コレステロール、アラントイン、エチルヘキシルグリセリン、グリチルレチン酸ステアリル、ヒアルロン酸、β-グルカン、β-カロチン、フィトスフィンゴシン、アセチルテトラペプチド-11、マンニトール、ヒマワリ種子油、セラミドNP、サリチル酸、プロパンジオール、水添レシチン、ステアロイルメチルタウリンNa、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、トコフェロール、酢酸トコフェロール、BHT
レチノールの他にナイアシンアミドや、フィストスフィンゴシン・セラミドを配合していて、保湿効果もありますね。
また、アラントインという肌荒れ防止成分も。
そして、アジピン酸ジブチルは、レチノールなど油性成分を溶かしこむベースとなる成分です。
こちらは、あまり見かけない成分ですが、20年以上の使用実績もあり、安全性も問題ない成分です。
イニスフリーのレチノールは純粋レチノールとは別物?
イニスフリーのレチノールは、純粋レチノールとは違うものなのかな?
純粋レチノールというのは、資生堂の化粧品でよく聞くものですね。
「シワ改善効果が認められたのは、純粋レチノールだけ」といった感じで。
でも、基本的にはイニスフリーのレチノールと、純粋レチノールは同じものです。
どちらもビタミンA誘導体ではなく、「レチノールそのもの」なのです。
ただし違う点が一つ。
純粋レチノールを配合している資生堂エリクシールのエンリッチド リンクルクリームは、医薬部外品として「シワを改善する」という効果を認められている点です。
そして、現在日本でレチノールを配合している医薬部外品は、資生堂のエリクシール エンリッチド リンクルクリームだけです。
承認を受けているかどうかの違いがあるだけで、成分としては同じなのね。
成分としては同じでも、肌への浸透技術などのちがいがあるので、肌への作用や効果は変わってきますね。
イニスフリー レチノール シカリペアセラムを効果的に使うために出来ること
やってはいけないことはやらない
効果的に使うためには、まずやってはいけないことをやらないことが大事です。
- 紫外線に当たらない
- ビタミンCや、ピーリング成分配合の化粧品と併用しない
- 妊娠中は使用を控える
レチノールは紫外線の影響を受けやすいので、朝使う場合はしっかり日焼け止めを塗ることが大切です。
また、AHA(グリコール酸・クエン酸・リンゴ酸・乳酸など)や酵素など、角質を落とす成分が配合している化粧品は控えましょう。
ゴマージュやスクラブも、物理的に皮膚表面をこすることで古い角質を落とすため、注意が必要です。
ビタミンCとレチノールについては、混ぜなければ大丈夫という見解が多いのですが、気になるならビタミンCを朝に使い、レチノールは夜に使うと安心です。
レチノールを夜だけに使うと、紫外線の心配が無いので安心ですね。
レチノールと相性のいい成分NO.1を併用する
イニスフリーの公式サイトを見ると、レチノール シカリペアセラムと相性の良い化粧品を紹介しています。
けれど、最近は同じブランドでライン使いするより、欲しい成分を配合した化粧品を組み合わせて使う人も多いようです。
その方が、自分の肌悩みに対応できるのよね。
レチノールと相性のいい成分のNO.1は、セラミドです。
レチノールを使用し始めた乾燥しがちな肌にはぴったりです。
イニスフリーのレチノールシカリペアセラムにも、セラミドは配合されています。
けれど、セラミドは複数の種類のセラミドを合わせることで、その効果はよりアップ。
セラミド配合の化粧品を使うタイミングは、レチノールを塗った後です。
セラミドは、角層になじめば十分で、深くまで浸透させる必要がありません。
おすすめは、セラミド配合のクリームです。
セラミドは、今となっては珍しい成分ではありません。
けれど、化粧品メーカーや美容家の方々が、「とりあえずこれだけは使っとけ」にあげる成分の一つです。
美容成分は色々ありますが、ビタミンCやナイアシンアミド、レチノール、セラミドは本当におすすめです。
使う順番はどうすればいいのかな?
水溶性の成分である、ビタミンCのナイアシンアミドを先に使って、その後にレチノール、セラミドの順がいいですね。